廃棄物の抑制・資源循環

羽田空港旅客ターミナルは、環境方針に掲げた資源の循環や、廃棄物を抑制し、2030年に目指す姿「人にも環境にもやさしい先進的空港2030」の実現を目指します。
基本的な考え方については、環境方針に記載しています。

水資源の有効利用

水資源の有効利用

水資源の有効利用を目的として、ターミナルで発生する厨房排水・雑排水及び雨水を水処理し、中水利用を行っています。製造した中水はトイレ洗浄水として再利用しております。

全自動消滅型生ごみ処理機の設置

全自動消滅型生ごみ処理機の設置

微生物を使用した全自動消滅型「生ごみ処理機」を設置しております。常温で高い処理能力を発揮する微生物を使用し、一定時間をおいてかき混ぜや散水を繰り返し、約24時間で下水(または浄化施設)に排出可能なアンモニア水、炭酸ガスに分解するため、残留物がほとんど発生せず、排水処理施設で中水に処理されます。食品廃棄物の焼却によるCO2削減に加えて、処理水についてもトイレ洗浄水として再利用しています。

プラスチック使用量の削減

プラスチック使用量の削減
プラスチック使用量の削減

当社グループの運営する物販・飲食店舗では、海洋プラスチックごみ問題など、国際的な課題解決への貢献を図るため、環境配慮素材の導入を進めています。物販店舗で使用するショッピングバッグについては、石灰石と植物由来樹脂を使用した「Bio LIMEX Bag」を採用。飲食店舗で使用するストローについては、紙ストローへの切り替えや提供の廃止により、プラスチック使用量の削減を推進しています。

エシカル商品・環境配慮素材の導入

エシカル商品・環境配慮素材の導入
エシカル商品・環境配慮素材の導入

当社の運営する店舗では、環境や人権などの社会課題に配慮した、エシカル商品の導入を推進することで、持続可能な社会への貢献を目指すとともに、国際空港として、お客さまへの多様な選択肢の提供に取り組んでまいります。
また、成田空港の免税店では、限りある資源を有効活用する取り組みとして、環境にやさしい素材として段ボールを利用した什器を使用し、環境負荷の低減を図っています。
(写真上 無脂肪乳(スキムミルク)をアップサイクルしたスイーツ)
(写真下 成田空港の免税店に導入している段ボール什器)