ごあいさつ

羽田空港の”あるべき姿”を追求し、世界No.1空港を目指してまいります。

私たち日本空港ビルデングは、国内初の民間資本によるターミナルビルの建設、管理・運営を行う会社として「公共性と企業性の調和」の理念のもと1953年に設立されました。 以来、約70年にわたり民営ターミナルビル経営のパイオニアとして、そのノウハウを活かし、航空業界の発展の一端を担ってまいりました。

近年、国際線発着枠拡大に向けた首都圏空港機能の強化として、第2ターミナル国際線施設の整備や、第3ターミナルの施設の拡張など、受け入れ体制を着実に整えてまいりました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、航空業界や観光業界においては需要が著しく減退し、当社グループの業績においても、厳しい経営状況になりました。

社会全体が、そして航空業界が、大きく変容していく事業環境下において、当社グループとしては、柔軟で安定した事業運営が可能な体制を構築していかなければなりません。当社グループの使命は、空港ターミナルビルという極めて公共性の高い施設の運営を、時代の要請に応えて進化させながら、事業として成立させていくことにあります。そして、何よりも空港利用者に安心してご利用いただけるように、防災、防犯対策にとどまらず、感染症対策やサイバーセキュリティーなどあらゆる面での安全対策を徹底的に行う「絶対安全の確立」を常に意識して取り組んでいくことです。

引き続き、お客さまに安心してご利用いただける、安全で快適な羽田空港を目指してまいります。

代表取締役社長執行役員兼COO 横田 信秋