省エネ対策を中心とした取り組み

2020年から5か年計画で行われている空調設備や照明設備の更新や効率化によるエネルギー使用量の削減をはじめに、低公害車バスや電気自動車充電スタンドの設置により、環境負荷の低減と脱炭素社会への貢献をめざしています。

設備単位での長期的な取り組み

日本空港ビルグループでは、東京都地球温暖化対策に対応すべく、2005年度より各設備ごとに対策を実施してまいりました。
その主なものを設備単位でまとめました。

設備単位での長期的な取り組み

自然採光・LED照明

自然採光・LED照明

トップライトやハイサイドライトなどから自然光を積極的に取り込み、照明にかかる電力量を低減。また、低消費電力のLED照明を採用し、節電に取り組んでいます。

空調機器の更新・効率化

空調機器の更新・効率化

ターミナルでは、空調機器の更新や効率的な利用を実施することで、省エネルギーを推進しています。効率的な利用として、第3ターミナルに設置しておりますエアブリーズタワー/床吹き出し空調は、最大20メートルにも及ぶ天井の高い大空間を全体的に空調するのではなく、人の滞在空間のみ空調することで、効率的な空調を実現しています。

Low-e ペアガラス

ペアガラス

ガラス窓からの直接日光による温度上昇を防ぐため、夏は涼しく冬は暖房熱を外へ逃がさないペアガラスを採用して、空調効率を高めるようにしています。

放射冷却素材”Radi-Cool”の導入

放射冷却素材”Radi-Cool”の導入

「Radi-Cool」は太陽光を反射し、自然現象の放射冷却を用いて室内の熱を放熱することで、エネルギーを使わず室温を下げられる地球環境にやさしい製品として、旅客ターミナルビルのガラス面、ボーディングブリッジほか、駐車場の連絡通路などに導入しています。
エネルギーを使わずに内部の熱を放熱することで、環境負荷を低減し、カーボンニュートラル・脱炭素社会の実現に貢献します。

羽田空港無料連絡バスに低公害車(ハイブリッド車両)を導入

羽田空港無料連絡バスに低公害車(ハイブリッド車両)を導入

日本空港ビルデング株式会社と京浜急行バス株式会社は、羽田空港の第1ターミナル・第2ターミナル・第3ターミナルを結ぶ、ターミナル間無料連絡バスに、低公害ノンステップ車両を使用しています。
この低公害車両は、ディーゼルエンジンと電気式のハイブリッド車両で、2015年度重量車燃費基準達成車、低排出ガス重量車適合など数々の低燃費、低公害基準を達成しています。

電気自動車充電スタンドの設置

電気自動車充電スタンドの設置

環境に優しい電気自動車の普及に対応し、羽田空港P1・P4駐車場には、電気自動車充電スタンド(無料)を設置しております。
(P1:急速1台 P4:急速1台、普通5台、計6台)

東日本大震災による節電対策の実施

東日本大震災による節電対策の実施

全国的に電力不足が懸念される中、環境保全の観点から、以下の節電対策を実施しています。

1. 空調設備 : 空調機インバーターの出力変更、空調機排気ファンの一部停止

2. 照明設備 : ロビー照明間引き消灯

クールビズ・ウォームビズの実施

日本空港ビルデング株式会社では、当社グループ事務所に加え、テナントの事務所、館内一般ロビーにおいても、夏季の“クールビズ”、冬季の“ウォームビズ”を実施。
業務や健康に支障をきたさないよう、それぞれの環境に応じて柔軟に対応することとしています。

実施内容 実施期間 目標設定温度
クールビズ 5/1~10/31 事務スペースの設定温度 : 原則28℃。
一般ロビーの目標設定温度 : 26~27℃。(目安)
ウォームビズ 11/15~3/31 一般ロビーの目標設定温度は22℃を目途に過度にならないように適切に調整に努めています。