サステナビリティ中期計画
サステナビリティ中期計画の策定
中期経営計画では、長期ビジョン「To Be a World Best Airport」の実現に向け、成長ドライブである【空港事業の成長】、それを支える【再成長土台の確立】・【収益基盤の拡大】を、高度かつ効率的に推進するため【DX】・ 【組織・人財・ガバナンス】・【財務戦略】の経営基盤強化を掲げ、【サステナビリティ】を戦略推進の中核と位置づけています。
当社グループにおきましては、創業以来、「公共性と企業性の調和」を基本理念に掲げ、当社グループおよび社会の持続的な成長と発展を目指し事業を推進してきましたが、サステナビリティ経営のさらなる深化・浸透を図るため、『サステナビリティ中期計画』を策定しています。
日本空港ビルグループ(連結対象19社含む)を対象としています。
推進体制


マテリアリティとKPI
- 長期ビジョンを実現するために取り組むべき重要課題(マテリアリティ)を特定し、また進捗管理を実施するためKPIや計画・目標を設定いたしました。
- 今後、サステナビリティ推進体制のもと、KPIに対する計画・目標の進捗管理、見直しを実施し、マテリアリティ解決に向けた取り組みを推進してまいります。
2025年8月29日更新
| 区分 | マテリアリティ | 取り組み | 主なKPI(重要業績評価指標) | 目標年 | 2024年度実績 |
|---|---|---|---|---|---|
| E | 気候変動への対策 | CO₂排出量の削減 | 対2013年度比46%削減(2050年ネットゼロ) | 2030/ 2050 |
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| ターミナル増築時のZEB Oriented取得 (T1北側サテライト) |
2025 |
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| 限りある資源の有効活用 | 環境に配慮した素材・商材の導入 | 直営物販店舗(自主編集)の全店においてエシカル商品※2を展開する | 2025 |
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| ターミナル増築時の木造木質化 (T1北側サテライト) |
2025 |
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| 廃棄物の抑制・資源循環 | ターミナルから出る廃棄物のリサイクル率を70%にする | 2030 |
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| 当社グループ機内食事業における機内食製造時の食品残渣のリサイクル率95% | 2025 |
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| S | 安心・快適で先進的な空港づくり | ターミナル機能の強化 | SKYTRAX評価※3「5スターエアポート」継続 (ターミナル増築、旅客動線の改善、サイネージの拡充、商業施設の多様化など) |
毎年継続 |
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| 安全・安心の確保 | SKYTRAX評価「クリンネスエアポート No.1」継続 | 毎年継続 |
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| 防災訓練等の継続実施 (150回/年実施・3,000人参加延人数/年) |
毎年継続 |
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| ユニバーサルデザインの推進 | SKYTRAX評価「ベストPRM※4 No.1」継続 | 毎年継続 |
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| ターミナル内移動電動カート・自動運転車椅子の全ターミナルへの導入完了 | 2025 |
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| デジタル技術の活用 | 5カテゴリ(➀清掃②案内/翻訳③移動支援④警備⑤物販/飲食)における デジタル・ロボット技術の導入拡充 |
2025 |
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| 地域・地方への貢献 | 地方との交流創出 | 羽田空港という「場」を活用した地方・特産品の常設プロモーション店舗 及びイベントスペースでのプロモーション展開を毎年24回以上実施 |
毎年継続 |
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| 羽田空港で培ったノウハウや導入製品(ロボット等)を、 国内外空港などの施設へ年間50件提供 |
2025 |
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| 地域社会への還元 | 地元大田区等の小中学生をはじめとした空港見学・職業体験プログラムの参加人数 1,000人以上継続 |
毎年継続 |
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| 研究開発「terminal.0 HANEDA」プロジェクトにおける地域連携について、 3領域(①地域向けイベント開催、②地元企業参加、③地域周辺ツアー開催)で実施 |
毎年継続 |
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| 人財育成 | 人財のプロ集団化 | 多様なスキルを持った人財の積極的な採用・育成 | 実績管理 |
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| 新たな事業の創造・業務改善につながる 産産連携、産学連携、外部出向の実施 |
実績管理 |
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| 従業員エンゲージメント向上 | 「自ら考え挑戦する人財」を促進する インナーブランディング活動(プラスワンプロモーション)の全グループ役職員への浸透 |
2025 |
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| DEIの推進及び人権の尊重 | DEIの推進 | 男性の育児休業取得率100%、女性管理職比率40%※単体 | 2027 |
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| 障がい者雇用率6.6%※単体 | 2025 |
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| 人権デューデリジェンスの実施 | 人権リスク調査において特定した課題への対策の実施 | 2025 |
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| G | 公正な事業活動の推進 | コンプライアンスの徹底 | 企業活動における不適切な行動(重大な不正行為違反) 発生件数ゼロ |
毎年継続 |
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| サステナビリティガバナンスの強化 | サステナブル調達ガイドライン適合調査の回答率及び適合率の継続的改善 | 2030 |
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| 有識者との対話 年2回 | 毎年継続 |
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| リスク管理の強化 | リスク管理体制の強化 | 優先リスクに対し、半期ごとにPDCAを実施 | 毎年継続 |
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| サイバーセキュリティ対策の強化 | サイバーセキュリティ対策不備による ターミナルビル運用への重大な影響発生件数ゼロ |
毎年継続 |
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- 当社グループ保有の空港内車両による排出を除く。
- エシカル商品の定義は、フードロス削減につながる商品、フェアトレード商品、リサイクル素材を使用した商品、認証ラベル・マークを取得している商品、地産地消を意識した商品、オーガニック商品、代替肉商品・代替ミルク商品等。
- SKYTRAX:1989 年創立のイギリスに拠点を置く航空サービスリサーチ会社。世界の空港や航空会社の評価を行っており、評価の項目は多岐に渡る。「5スターエアポート」(2014年から11年連続受賞)、「クリンネスエアポート」(2016年から10年連続1位)、「ベストPRM」(2019年から7年連続1位)、そのほかにも受賞歴あり。
- PRM:「Persons with Reduced Mobility」 の略であり、高齢者、障がいのある方や怪我をされた方に配慮された施設の評価部門のこと。
- 詳細開示参照
日本空港ビルグループにおける人権尊重に関する取り組み (PDF : 868 KB) - 調査報告書(調査結果公表:2025年5月9日)参照
特別調査委員会の調査報告書受領に関するお知らせ (PDF : 1.41 MB)
中期経営計画との関係性
- 今般特定したマテリアリティは、中期経営計画(2022~2025年度)「To Be A World Best Airport 2025 ~人にも優しい先進的空港2030に向けて~」における戦略の方向性とも合致しています。
- マテリアリティに対して継続的に取り組むことで、中期経営計画に掲げる戦略を実践し、2030年に目指す姿「人にも環境にもやさしい先進的空港2030」の実現を目指します。
