〝免税〟のスペシャリストとして貢献

結城 龍之介 Ryunosuke Yuki

営業部 免税事業課
担当業務:免税事業
2011年入社 文学部社会学科卒

福岡市に生まれ、その後すぐにイギリスに移り住み7年後に帰国、関東圏で育つ。2011年入社後、羽田エアポートエンタープライズに出向し、関西空港免税売店の販売員として約1年半、大阪営業所業務課にて約2年半務める。2015年4月より本社営業部免税事業課に所属。

私たちは、日本の免税市場のパイオニア。
その誇りを持って、世界で闘える免税店へ

2016年1月27日、三越銀座店に沖縄以外では日本初の空港型市中免税店「Japan Duty Free GINZA」がオープンしました。観光立国推進の一環として、旅行者のさらなる利便性の向上とともに、日本全体のインバウンド市場の拡大を目指してつくられたものです。
私は免税事業課に配属されてからこのショップの立ち上げに、担当者の1人として携わってきました。各ブランドやメーカーのテナント誘致から店舗づくり、商品展開まで、打ち合わせを重ねて出店を調整。約3,300m²のフロアにブランドの垣根を越えた今までにないコンセプトのもと、日本の免税店では初出店となるブランドを含むラグジュアリーなブティックを9店舗、化粧品は約20メーカーのアイテムを取り揃え、売り場を展開することができました。
メーカーの拠点である香港やヨーロッパへも足を運び、細部まで繰り返し調整を重ねて仕入れた商品を、お客様が笑顔で選んでいる様子を見ると、「ほんとうに良かった」と思いますし、メーカーとの信頼関係も深まり、大変やりがいを感じます。

こうして店舗をオープンするまでの仕事を務めることができたのは、4年間に及ぶ現業での経験があったからだと思います。最初のステップでは、中国からのご利用者が多い関西空港の免税売店での販売を経験して、お客様の販売動向や考え方を肌で感じることができたこと。次のステップとして、売上管理等の後方支援を経験できたこと。特に、中国人のお客様がメインターゲットとなっている今、関西空港での経験は今の部署でも大いに活きています。
私たちは、1964年から免税事業を始めた日本の免税市場のパイオニアです。日本の免税市場では私たちが一番であるという誇りを持って、この先もリードしていくことが使命です。これからは世界で闘っていけるような免税店、会社にしていかなければならないと考えています。

予想外の仕事に戸惑いながらも
やり続けるうちに、どんどん楽しく

空港は、私にとって馴染みのある場所です。子どもの頃に7年間、海外に住んでいましたので、日本を行き来するときは飛行機を利用していましたし、その後も当時の友人を訪ねて海外に行く機会も多くありました。そのたびに「立派な建物だなぁ」「ワクワクするなぁ」と、空港という非日常的な空間に憧れを感じていました。
次第に、「自分が空港を利用する人々に感動や喜びを演出できるようになりたい」「さまざまな感情が入り交じる旅立ちのシーンに貢献できる仕事がしたい」と思うようになり、日本空港ビルデングに入社することとなりました。
入社当時、旅客ターミナルビルの施設管理をする不動産業というところに魅力を感じておりましたので、設備保守や案内業務などを通じて施設のことを知り、テナント誘致や不動産業務をしていくというステップを思い描いていました。そのため免税売店に配属され販売業務に携わることになったときは、少し戸惑いがありました。

ところが、実際に売店に立ってお客様と接して心を通わせているうちに、免税売店での仕事がどんどん楽しくなりました。入社1年目から商品担当に就かせてもらい、酒・たばこ、化粧品、雑貨・食品などのジャンルの中、私は酒・たばこの担当になり、海外のメーカーと直接やりとりをすることも多く、得意な英語を活かすことができたことも励みになりました。
今後のキャリアを考えても免税のスペシャリストとして貢献していきたい気持ちが強くあります。そのために、実際に店舗に出向いて、図面上で見ている店舗のイメージと相違はないか、商品に対するお客様の反応はどうか、販売員さんから直接話を聞くようにしています。また、休日は百貨店に足を運んだり、海外へ行く機会があれば必ず免税店に寄って、現地の方と話し、今どんなものがトレンドなのかをチェックすることが習慣になっています。これからも、お客様の感動のきっかけとなるような空港や店舗づくりを提案していきたいと思います。

(記事・所属部署は取材当時のものです)

ある1日のスケジュール

8:45
出社 
9:00
メールチェック、連絡
10:00
課内打ち合わせ
11:00
資料作成
12:00
昼休み
13:00
取引先との商談 ①
15:00
取引先との商談 ②
17:00
翌日の業務確認・準備
18:00
退社