日本の優れたサービスを世界に発信

刘 梦寅 Ryu menin

空港事業部 空港事業課
担当業務:空港事業
2012年入社 経済学部会計学科卒

中国四川省生まれ。アメリカの大学を卒業し、2012年に入社。羽田エアポートエンタープライズに出向し、成田空港免税売店にて2年間の販売業務を経て、2015年4月に本社空港事業部に配属。

日本のおもてなしに感動
その感動を世界中の人に伝えたい

子供の頃には、故郷の中国で日本のアニメが放送されていたことや、日本に旅行する機会も多かったので、日本を身近に感じる環境で育ちました。高校卒業までを中国で過ごし、アメリカの大学に進学しました。在学中には、日本の大学に留学する機会に恵まれ、いつの間にか日本が大好きになり、大学卒業後は日本で就職することを志望していました。
私にとって空港は特別な存在感がある憧れの場所。日本の玄関口としての可能性も無限だと思います。それに、英語と中国語を活かせる仕事であることが当社への入社の決め手となりました。
入社後、成田空港の免税売店に配属され、実際に働いてみると、日本では、化粧品を販売する際にも「どんな商品をお探しですか?」と丁寧にお伺いし、さらに「お客様の肌質でしたら、こちらの方がおすすめです」とプラスアルファの提案をすることに驚き感動しました。

また、入社当初は、まだ日本語があまり得意ではなかったため、正しい日本語を使ったつもりでも、お客様から「その言い方はキツく聞こえる」とご指摘をうけたこともありました。その時、先輩たちはただ私を叱るのではなく、良い点と改善すべき点を具体的にアドバイスしてくださいました。商品について分からないことがあったときも、質問の内容以上に教えてくださり、温かく指導してくださったおかげで、「もっと商品のことを知りたい」と思うようになり、仕事がどんどん楽しくなりました。

当社に入社してから、性格も価値観も大きく変わったと思います。人見知りで、お客様と話すときも赤面し、声も小さくなってしまっていた私が、積極的に会話ができるようになりました。また、一人ひとりのお客様がより満足できるように接する気持ちが持てるようになりました。入社してから現在まで、その気持ちがあるからこそ、新しいチャレンジや提案ができるのだと思います。私自身、日本のおもてなしに感動しましたので、その感動を世界中の皆様に感じてもらえるよう努めていきたいです。

空港運営の未来を構築していきたい

現在所属している空港事業課は、主に海外の空港運営権を取得するために、商社や建設会社などとコンソーシアムを組んで、入札への参加や調査を行います。国内外の官公庁やさまざまな企業と連携して仕事を進めていきますので、経験が浅い私には難しいと思うこともありますが、入札や調査に関わる重要な資料の翻訳を担当していますので、大変やりがいを感じています。

空港事業課は、海外の空港や政府から、羽田空港の視察や日本の空港サービス研修の依頼に対応する窓口でもあります。北京空港で旅客サービスを行う企業様から「日本の空港サービス」を学びたいとのご依頼があった際には、現地調査や現場の指導にあたる同僚を中国語の通訳や翻訳でサポートしました。
人事交流で北京空港の方を研修で日本に受け入れた際は、接客の仕方や管理手法、当社のCS理念などをレクチャーしました。
当社では、さらなるサービスの向上を目指して、さまざまなアイデアを積極的に取り入れていこうとしています。より良くするためのアイデアであれば、上下の関係なく意見が反映される風通しの良い職場環境で働けていることに、とてもやりがいを感じています。

(記事・所属部署は取材当時のものです)

ある1日のスケジュール

8:30
出社
9:00
メールチェック、1日中にする仕事をリストアップ
10:00
打ち合わせ(上司と資料確認)
12:00
昼休み
13:00
資料準備・デスクワーク(翻訳資料・コンサルティング資料など)
18:00
退社