警備も、店舗管理も、広報も、
常に「お客様」が仕事の中心に

今井 愛理 Eri Imai

広報室
担当業務:社内および社外向け広報
2014年入社 経済学部経営学科卒

愛知県出身。東京の大学を卒業後、2014年に入社。入社後羽田エアポートセキュリティーへ出向して施設警備業務と防災センターでの勤務を経験。2016年12月に本社店舗管理課へ異動し、2017年9月から広報室。

形になって残る仕事に
大きなやりがいがある

小学校の修学旅行で飛行機のメンテナンス工場を見学したことがきっかけとなり、いつか空港で働きたいという夢を持っていました。就職活動では、航空業界、旅行会社や商業施設の管理・運営などの多くの人に夢や希望を与える仕事がしたいという思いで企業研究をしました。その中で当社を知り、羽田空港のターミナルビルを運営する仕事の幅広さに惹かれ、さまざまな視点からお客様に愛される空港をつくる仕事に携わりたいと思い志望しました。

私が入社して2年半の間に経験したのは、当社のグループ会社である羽田エアポートセキュリティーに出向しての施設警備業務と防災センターにおける仕事です。警備業務が自分に務まるのか不安でしたが、お客様の安全・安心を守るのも空港のCS(顧客満足)を高めるためのサービスだと言うことを知りました。次の店舗管理課で担当したのは直営店の立ち上げと運営です。店舗管理課での在籍期間は9カ月という短い間でしたが、店舗や商品のPRについて学んだことは、広報の仕事に活かせています。

現在広報室で担当している主な業務は、社内報の制作、自社ホームページの管理運営、プレスリリースの作成、TVや雑誌など報道機関等からの取材対応です。それまで全く広報業務の経験がありませんでしたが、先輩のきめ細かなサポートのおかげで、最近ようやく慣れてきました。私が担当している社内報は、A4版16ページで年に8回発行しています。特集企画を考えるのは楽しい作業ですが、すぐに良いアイデアが浮かぶとは限りません。編集方針として意識しているのは、グループ会社を含めて、できるだけ多くの社員を巻き込んで参加型のページを作ることです。知っている人が載っていれば興味を持ってもらえますし、誰が書いたのかわからない文章より、社員の方に話していただく方が読者の共感を呼びます。広報室に異動して最初に手掛けた社内報の企画は、他社への取材記事。初めてで進め方がわからず、スケジュールを調整するのが大変でしたが、関係者の方々が快く協力してくださったおかげで、納得できる記事を作ることができました。今でも忘れられない、思い入れのあるページです。作る過程で苦労はしますが、完成した後に形になって残る仕事には、大きなやりがいがあります。これはまだ担当レベルの案の段階ですが、「働くママさんの座談会」企画など、女性ならではの視点も大切にしながら、社員の方々が、どんな情報を求めているのか、常にアンテナを張ってキャッチできるように努力しています。

SNSを情報発信に活用して
より幅広い層に空港の魅力をPRする

役職やキャリアに関係なく、アイデアを実現するチャンスを与えてもらえるのは、当社のいいところだと思います。営業部門で勤務していた時には、先輩と協力し、空港内の店舗や商品のPRを目的としてSNSで「羽田空港国内線旅客ターミナルショップ」の公式アカウントを開設しました。私は開設後すぐに異動となりましたが、このアカウントを通じて5% OFFキャンペーンを展開した結果、開設から半年足らずで登録者が1万人を超えました。大勢の人に羽田空港の魅力を伝え、飛行機に乗るためでなく、商業施設に行くような感覚で空港に遊びに来てほしいと思っています。

2020年に向けて国際線を増便する計画が国土交通省により進められていますが、国内線においてもインバウンド旅客の増加により乗り継ぎ需要が増えていくと思われます。これからはSNSを活用して日本人のお客様だけでなく、海外のお客様に向けて情報を発信していく機会を増やしていきたいと考えています。

入社以来、3つの部署で、それぞれ異なる仕事を経験しましたが、共通していることが一つあります。それは、どの仕事もお客様を第一に考えるということです。警備業務で巡回中にゴミを拾うのも、店舗管理で直営店のスタイルや商品を考えるのも、広報として店舗や商品のPRをする時も、常に「お客様」が仕事の中心にあり、お客様が何を求めているのかを考え、行動してきました。羽田空港旅客ターミナルは、英国のSKYTRAX社が実施する“Global Airport Ranking”で4年連続「5スターエアポート」を獲得していますが、羽田空港が、輝きを放っていられるのも、大勢のお客様がいらしてくださるからです。もし、私がどこか他の部署に異動しても、その姿勢は変わりません。一人でも多くの人に羽田空港を好きになってもらうことが私自身の喜びであり、目標だからです。

(記事・所属部署は取材当時のものです)

ある1日のスケジュール

8:45
出社
9:00
新聞、雑誌、業界紙などのチェック
10:00
社内報原稿作成
12:00
昼休み
13:00
制作会社の方とミーティング
16:00
上司に報告
17:30
退社