羽田空港の新たな価値を開拓し
危機のなかでも成長を実現したい

Y.R

営業推進室
担当業務:営業・営業企画
2012年入社 人文学部人文コミュニケーション学科卒

  • 2012年

    羽田エアポートエンタープライズ出向
  • 2015年

    免税事業課
  • 2017年

    国土交通省航空局 出向
  • 2020

    空港事業課
  • 2020年~

    営業推進室

収益力強化に向けて新設された
新規事業を開発する部署へ

入社後は羽田エアポートエンタープライズに出向して成田空港の当社直営の免税売店を担当し、出向復帰してからも本社の免税事業課で商品の仕入れや店舗の改装に携わっていました。その後、官民人事交流制度により国土交通省に出向して、空港施設や運営ノウハウなどの日本の優れたインフラを海外へ展開する業務に関わりました。2020年に再び出向復帰してからも空港事業課でモンゴルに新設されたウランバートル国際空港に、モンゴルの空港事業としては初めて民間企業に委託された日本企業連合として、羽田空港における当社の旅客ターミナル運営ノウハウやサービスを導入する仕事を担当したので、入社以来長期にわたって海外と関わる業務を続けてきたことになります。

新型コロナウイルス感染症により世界的なパンデミックが発生し、航空業界は大きなダメージを受けました。そうした状況において企業として継続的に成長するためには、新しい事業戦略が必要になります。そこで、コロナ下及びアフターコロナにおける当社グループの収益力強化のために2020年11月に新設されたのが営業推進室で、そのスタートメンバーに選ばれました。私自身、誰も手がけたことのない新しい領域を開拓することに興味があったことに加え、会社が直面する厳しい状況を乗り越えるための新しい仕事に意義と使命感を感じ、挑戦したいと思いました。各部署や会社の枠組みを超えて、それぞれが持っていた当社グループ独自の経営リソースを集約し、新規商材としてお客さまにご紹介することからスタートしました。

空港発のロボットを普及させて
社会課題の解決に貢献したい

新たな営業戦略を推進するなかで、改めて当社グループの強みと、羽田空港という場所の可能性を日々発見しています。既存の商品やサービスをつなぐだけでも、お客さまとの関係を深め、広げることができました。たとえば、羽田空港で販売する商材について取引先と商談をしている場で清掃サービスについてご案内すると、お客さまが興味を持ってくださいます。それは、世界一きれいな空港として知られている羽田空港の圧倒的なクオリティが背景にあるからです。当社が羽田空港で行っているサービスをグループ各社の全役職員がセールスパーソンとなり、プロデュースする新たな取り組み。それが少しずつ手応えを感じられるようになり、今後の成果を期待しています。 ※英国の航空サービスリサーチ会社SKYTRAX社が実施する2021年国際空港評価において、空港の清潔さや快適さなどを評価する部門で6年連続世界第1位を獲得

そして、今後さらに力をいれて発信していきたいのがサービスロボットです。清掃や案内など空港内で活躍しているロボットを運用ノウハウと合わせて全国の空港や商業施設等にご紹介しております。コロナ禍によって非接触型や遠隔操作によるサービスの必要性が高まり、サービスロボットはメディアからも注目されました。ロボットは業務の効率化や少子高齢化による労働力不足を解決する手段としても期待されています。当社が数年間かけて空港で積み重ねてきた実績とノウハウをもとに、ロボットを広く社会に普及させていく。それは私たちの営業戦略にとどまらない、日本の将来を見据えた社会的使命であると自負しています。

既成概念にとらわれない発想で
空港をアートオークションの会場に

そして、日本で初めての試みとして話題になったのが、2021年10月に羽田空港の中でアートオークションを開催したことです。当社グループが長年培ってきた免税売店運営の経験を活かし、保税蔵置場を活用することによって、関税等を保留にした状態で海外の美術品を空港内の会場に置くことができたのです。高価な美術品の関税は高額になることもあります。関税等が保留されることでより多くの取引が期待でき、国内のアート市場の成長を促進することにも繋がります。羽田空港は国内・国際ネットワークを活用したハブ空港なので国内外からのアクセスもよく、移動に余計な時間がかかりません。ふだんは空港に来ないコレクターや画商の方々が足を運んでくださったのは大きな収穫でした。メディアにも取り上げられ、羽田空港に多くの注目が集まりました。
※保税蔵置場とは、関税法に規定する保税地域の一種であり、保税地域では外国貨物の積卸し、運搬、蔵置などの行為をすることができます。

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で旅客数が減少するなかで、空港という場所の可能性を追求するのが私の仕事です。しかし、空港は公共性の高い施設であり、安全を守るための多くの規制があり、何でも自由にできるわけではありません。前例のないことに挑むのは苦労も多く大変ですが、実現して成果を出せたときには大きな達成感を得られます。羽田空港の新しい付加価値を模索しながら、前例にとらわれないクリエイティブな発想で、羽田空港に新しい価値を生み出し、当社グループの成長に貢献することが目標です。

ある1日のスケジュール

9:00
出社
10:00
部署内ミーティング(業務の進捗報告、相談等)
11:00
メールチェック、営業企画書の作成
12:00
昼食
13:00
新規事業のブレストミーティング
14:00
営業(オンラインで製品プレゼン)
16:00
営業(ロボット視察ツアー)
18:00
退社

ある1日のスケジュール(在宅勤務バージョン)

9:00
在宅勤務開始
10:00
部署内ミーティング(オンラインで業務の進捗報告、相談等)
11:00
メールチェック、営業企画書の作成
12:00
昼食
13:00
営業(オンラインで製品プレゼン)
14:00
営業先への提案書の作成
16:00
新規事業のアイデア出し、企画
18:00
退社