当社初となる海外空港運営参画の
スタートに立ち会えた喜び
O.M
空港事業部 空港事業課
担当業務:海外空港事業
2006年入社 外国語学部英語学科卒
2006年
成田エアポート
エンタープライズ出向
※当時2007年
経営企画室
※当時2011年
東京国際空港
ターミナル出向2013年
免税事業課2017年~
空港事業課
文化風習の違いを乗り越え、
パラオ空港にノウハウを提供
空港事業課の業務は、国内外における空港運営事業への参画を推進すること、既に参画を開始した空港のオペレーションをサポートすることなどです。私が担当しているのは、2019年4月に運営を開始したパラオ国際空港。同空港は、当社が初めて運営権を取得した海外の空港であり、私も記念すべき第1号案件に関われたことを、とても嬉しく思っています。

パラオ共和国は人口わずか2万人の小さな国で、観光業が基幹産業です。本案件は、旅客の需要増加に応えるために、現空港の改修拡張工事を実施し、日本企業の有する知見を持ち寄り、当社は、ターミナルにおける運営ノウハウを提供することで空港の利便性向上を目指しています。パラオは南国で、日本よりも時間の流れがゆったりとしています。親日の国としても知られていますが、文化風習が日本と大きく異なるため、早急に物事を進めようとするとうまくいきません。私も担当になってから10回ほど現地に行きましたが、相手のお国柄やペースに合わせて物事を進めることの大切さを実感しました。
運営開始はゴールではなく
20年にわたる運営のスタート
異動前は免税事業課で全く別の仕事をしていたので、最初は戸惑うことが多くて苦労しました。メールの内容や契約書なども初めて見るものばかり。当社としても初めての案件で、お手本もありません。手探りの状態からあちこちに聞いて回り、少しずつ仕事を覚えながらプロジェクトを形にしていきました。

運営権引き渡しの際、現地でパラオの政府関係者をお迎えして行われたセレモニーに参加した時は、ようやくプロジェクトを成し遂げた喜びに胸が熱くなりました。でも、そこはゴールではなく、これから長年にわたり続く運営のスタートです。空港の規模は小さくてもパラオ共和国唯一の国際空港として羽田と同じ機能を持っているため、スムーズに運営するのは簡単ではありません。私自身も空港ターミナルのオペレーション全てを把握しているわけではないため、他部署やグループ会社の協力を仰ぎつつ、自身でも学びながら対応しています。
広がり続ける事業のなかに
挑戦すべきフィールドがある
空港事業課が羽田以外の空港へと事業領域を広げているように、当社は羽田空港を基盤としつつ、新たな事業の開拓にも取り組んでいます。既に進めているのは、他社とジョイントベンチャーを組んで空港に隣接する土地に新しい施設を造り、エリア全体の活性化をはかる計画です。また、羽田空港自体もさらなる進化を遂げようとしており、これから入社する新人たちの挑戦の場として、とても魅力的なフィールドだと思います。

当社の業務範囲は幅広く、様々な分野で活躍できるフィールドが用意されています。また、空港という老若男女が利用する場所をより良くしていくためには、女性の視点も欠かせませんので、女性管理職や、産休・育休後に復帰して活躍している女性も着実に増えてきています。
私自身は、今後、パラオ以外の案件も手がけることで、海外空港運営事業の全体を俯瞰できるだけの力を身に付けていきたいと考えています。その経験を通じて、進化し続ける羽田空港を支え、利用されるお客様の満足度向上にも貢献したいです。
ある1日のスケジュール
- 9:00
- 出社、メールチェック、社内の予定確認
- 10:00
- 出張報告およびチームミーティング
- 12:00
- 昼休み
- 13:00
- 取引先と面談する内容の確認
- 13:30
- 外出、移動
- 14:30
- 取引先との面談
- 16:30
- 帰社、面談内容の報告
- 17:00
- 翌日の準備、確認
- 18:00
- 退社