来年が楽しみというお客様の言葉に
感じるやりがいとプレッシャー

私が担当している主な業務は接客や商品の発注、催事を盛り上げるための売場づくりです。クリスマスやバレンタインなど、季節の催事ごとに目玉になる商品を決め、売場のディスプレイに趣向を凝らしています。年間を通じて次から次へと催事が組まれているため、準備にもスピードが必要です。催事の前には忙しさに追われることもありますが、羽田空港で初めて紹介したブランドが人気商品になり、お客様に喜んでいただけるのは大変嬉しく、大きなやりがいを感じます。

催事を開催中、売場にいらしたお客様から「去年より品揃えが増えて、楽しい売場になったね。来年も楽しみにしています」と声をかけていただいた時には、多少のプレッシャーと同時にやりがいや喜びも感じました。売場で商品を手に取るお客様の笑顔を見るたびに、羽田空港でなければ味わえない楽しさや感動を提供したい、という私の目標に少しずつ近づいていることを実感しています。

目指すのは、お客様の思い出に
花を添えられるような売場づくり

羽田空港は学生時代から憧れて通い詰めていた場所ですが、実際に中で働いてみると、思いがけない発見や気付きがたくさんあります。たとえば、店舗でお土産を買うのは家族連れのお客様だと思っていましたが、実際には会社や取引先への手土産をお求めになるビジネスのお客様の方が多いのです。出張で空港を利用される方はお急ぎなので、領収書の発行もできるだけ速く、間違えないように注意しています。インターネットや街中のお土産屋さんでも手に入る商品をあえて空港で買ってくださるのを見ると、ここが特別な空間であることを再認識します。

業務とは直接関係ありませんが、休暇を取って函館に旅行した時に出会った方と、偶然にも羽田空港の店頭で再会した時には本当に驚きました。空港は人と人が出会い、縁を結ぶ場所。お客様の思い出に花を添えられるよう、これからも素敵な売場づくりを目指します。

いつか広報として自分の言葉で
羽田空港の魅力を発信したい

私が働いている店舗では社員だけでなく、協力社員や派遣社員、臨時社員など、さまざまな雇用形態のスタッフが集まり、売場に立っています。みなさん経験豊富でスキルも高いので、一緒に働く中で多くのことを学びました。上司や先輩と同じように、私を育ててくださったことに感謝しています。その恩返しとして、例えば商品在庫を切らさないよう気を付けて補充したり、みなさんとまめにコミュニケーションをとったりと、少しでもみなさんが働きやすくなるよう心がけています。また、接客していない時の待機姿勢や朝礼・昼礼のやり方、電話のとり方、事務仕事など、一つひとつの仕事をないがしろにせず、丁寧に行うことで、いずれ皆さんから信頼され、頼られるような社員になりたいです。

やがて出向期間が終わって本社に戻ったら、どんな部署に配属されても、店舗の売上を支える人々が働きやすい環境づくりを意識して仕事したいと考えています。そして、いつかは広報担当として、自身の文章力を生かして羽田空港の良さや店舗の魅力を大勢の人々に発信するのが夢です。