「おもてなしの心」を積み重ねて
日本の素晴らしさを発信したい

A.S

羽田エアポートエンタープライズ出向
担当業務:接客、店舗管理・運営、発注
2020年入社 文学部英語英米文化学科卒

  • 2020年~

    羽田エアポートエンタープライズ出向

羽田空港直営店では初めてとなる
物産店のオープンを経験

2021年6月にオープンした「北海道どさんこプラザ」で接客や店舗の管理運営、商品の発注を担当しています。「北海道どさんこプラザ」は、北海道内の企業を支援するために北海道庁が中心になって国内外に展開している物産店です。羽田空港で地方の物産品に特化した直営店舗をつくるのは初めての試みであり、その立ち上げから関われたことは、とても貴重な経験になりました。空港は特殊な場所のため既存店舗の運営スキームと異なり、当社が道庁から運営を委託されています。仕入れやディスプレイ、催事の入れ替えまで、幅広い業務を任され、大きなやりがいを感じています。私は主に冷凍食品とソフトクリームを担当しています。接客は好きなので面白いですが、社会人になってソフトクリームの巻き方を練習するとは思ってもみませんでした。

当社にとっても先例のない物産店であり、コロナ禍で新しい店舗や企画の立ち上げが難しい時期にオープンしたことから「北海道どさんこプラザ」は社内的にも注目を集めました。北海道庁をはじめ、多くの方々の想いや期待を背負うプレッシャーがあったのも事実です。しかし、先輩や上司がフォローしてくださり、社員、取引先など、全員が一丸となって取り組み、無事に開店を迎えることができました。店舗の新規立ち上げには、こんなにもたくさんの人たちの協力が必要なことを学び、自分自身が大きく成長するきっかけになりました。

来店されたお客さまの言葉が
楽しさとやりがいにつながる

この仕事の楽しさは、売場でお客さまの声を直接聞けることです。来店されたお客さまから「このお店素敵だね」や「羽田に来たらまた寄ります」といったお言葉をいただくと、この仕事をしていてよかったと心から思います。先日も「コロナの影響で北海道に行けないけど、このお店で北海道の情報を得られるのはうれしい」というお声を耳にしました。一人でも多くのお客さまに北海道のよさを伝えた結果、行きたいと思ってくだされば、こんなにうれしいことはありません。

私が就職活動のときに当社を志望したのは、日本の良さを発信する仕事に就きたかったからです。大学でアメリカやイギリスの文化・文学を学んだことから、今まで気づかなかった日本の良さに気づきました。「おもてなしの心」も、その一つです。以前、他店舗で販売している商品を探しているお客さまがいらしたのですが、既に閉店している時間でした。私が以前担当していた店舗で扱っていたのを思い出し、店舗に連絡してお客さまをご案内しました。その後、商品をご購入されたお客さまはわざわざ私のところへ立ち寄ってくださり、とても丁寧に御礼の言葉をくださいました。小さなことですが、こうしたささやかな「おもてなし」を積み重ねることで、羽田空港のイメージアップに貢献できればいいと考えています。

お世話になった方々に報いるため
日々勉強しスキルの向上を目指す

当社に入社してよかったと思うのは、さまざまな分野の仕事で空港に関われることです。私の同期も入社後のグループ会社への出向により施設管理、旅客サービス、店舗運営、警備など、それぞれ幅広い領域の仕事に就いています。同期とそれぞれの業務ややりがいについて話すこともあり、刺激を受け、もっと空港内の業務について知りたいと思います。いまは店舗の運営にやりがいを感じていますが、学んだことを活かし、今後さまざまな仕事を経験してみたいという気持ちもあります。

現在の業務をとおして、どんな仕事も自分一人では完結しないということも学びました。社内外で協力してくださる多くの人々に支えられ、助けられて初めて成果を生み出すことができるのだと日々感じています。だから常に初心に帰って、感謝の気持ちを忘れないように心がけています。いつか羽田空港を起点として、人と人をつなぐ業務に携わるのが私の夢です。それが具体的にどんな仕事なのかは、まだはっきりとわかりません。でも、いつかお世話になった方々へ恩返しするために、接客やパソコンスキルの向上、語学力の強化など、常に学び続ける姿勢を忘れずに日々努めています。

ある1日のスケジュール

10:30
出社、メール確認
11:00
納品検品作業、品出し
13:00
昼食・休憩
14:00
売場にて接客、レジ
16:00
売場の様子を見ながら発注業務
17:00
品出し、接客業務、レジ
19:00
引継ぎ、退社