中期経営計画(2007年度~2009年度)の策定について(2007.5.16発表資料)
はじめに
当社グループは、このたび2007年度から2009年度までの3年間を対象とした、中期経営計画を策定いたしました。当社グループは、本計画期間において、国家的プロジェクトである2010年度に向けた東京国際空港(羽田)再拡張事業の推進による首都圏の航空輸送拡大・発展に備えて、万全の体制を整えてまいります。
経営の基本方針
当社グループは、公共性の高い東京国際空港(羽田)旅客ターミナルビルの管理運営を担う純民間企業として、公共性と企業性の調和を経営の基本理念としております。この基本理念の下、今後とも、旅客ターミナルビルにおける絶対安全の確立、お客様本位の旅客ターミナルビル運営、安定的かつ効率的な旅客ターミナルビル運営、並びに企業体質の強化及びグループ企業の総合力向上に努め、空港利用者をはじめ関係者への適切な還元を心がけることを経営の基本方針といたします。
経営戦略
1.基本方針
当社グループは、次のことを経営戦略の基本といたします。
- 東京国際空港(羽田)国内線第2旅客ターミナルビルⅢ次計画の推進
- 2010年度の羽田空港の再拡張・国際化への対応
- グループ経営基盤の強化
2.具体的施策
当社グループは、以下のとおり具体的施策を実施します。
施設管理運営業
■ 安全対策の強化
- 安全で快適な旅客ターミナルビルの運営を図るため、防災・保安要員による巡回警備の強化等により、事故防止等に努めます。
- 航空保安対策の強化を図るため、保安・制限区域への職員通用口における出入場管理等の安全対策に努めます。
■ 収益拡大策・コスト削減策
- 東京国際空港(羽田)第2旅客ターミナルビルⅡ次計画供用開始に伴う施設規模の拡大等により、一層の収益向上に努めます。
- 運営諸費用の増加等の対策として、第1及び第2旅客ターミナルビルの一体的運用による更なる効率化を推進します。
- 東京国際空港(羽田)第1旅客ターミナルビル空室について、家賃体系見直しや再整備等を視野に入れつつ、更なるテナント誘致を積極的に実施します。
- 東京国際空港(羽田)P4簡易立体駐車場新築工事及び現国際線ターミナルビル上海(虹橋)便新規就航対応増改修工事を実施し、サービス向上と収益拡大を図ります。
- 更に、東京国際空港(羽田)第2旅客ターミナルビルⅢ次計画及びP4本格立体駐車場計画の推進を図ります。
物品販売業
■ 収益拡大策
- 東京国際空港(羽田)国内線旅客ターミナルビル商業エリア「マーケットプレイス」等において、お客様のニーズに合わせた店舗の再配置・改修を積極的に実施し、販売力・サービス力の強化に努めます。
- 東京国際空港(羽田)第1及び第2旅客ターミナルビル店舗を一体的に管理し、効率的運営を推進します。
- 東京国際空港(羽田)現国際線ターミナルビルにおいては、再拡張事業完成までの間、利用客の増大に対応するとともに、購買ニーズを的確に捉え、収益拡大に努めます。
- 成田国際空港においては、成田国際空港株式会社の商業施設展開による同業他社との競争激化や不安定な国際情勢の変化による影響に対応し、有名ブランドとの信頼関係に基づく商品力により強固な営業基盤を築きます。
- 成田国際空港株式会社の子会社及び中部国際空港株式会社に対する商品卸売業務の更なる拡充を図ります。
- 関西国際空港株式会社に対する店舗運営受託業務と商品卸売業務の更なる拡充を図ります。
- 東京国際空港(羽田)及び成田国際空港における店舗運営業務を、より一層専門的かつ効率的に実施することにより、組織及び人員の効率的配置と人件費の抑制を図ります。
■ 顧客価値の創造、顧客満足の追求
- 「顧客満足度調査」、「CSモニタリング調査」、「投書箱」等により多様化するお客様の声、ニーズを積極的に収集し、サービスや施設の改善に反映させ、店舗リニューアル、商品開発の推進を図ります。
飲食業
■ 収益拡大策
- フランチャイズにより誘致設置した有名飲食店舗の更なる売上増進を図ります。
- 東京国際空港(羽田)第1及び第2旅客ターミナルビル飲食店舗を一体的に管理し、効率的運営を推進します。
- 航空会社の増便対応や新規顧客の獲得等により、機内食事業の拡大を図ります。
■ 顧客価値の創造、顧客満足の追求
- 「顧客満足度調査」、「CSモニタリング調査」、「投書箱」等により多様化するお客様の声、ニーズを積極的に収集し、店舗運営形態の改革、メニュー開発の推進を図ります。
全社共通
■ 人材育成、労働意欲創出
- グループ全体の生産性向上を図り、組織の活性化を推進する人事・賃金制度を構築し、社員個人のモチベーションの高揚に努めます。
■ コンプライアンスの徹底
- 企業としての社会的責任を強く認識し、当社グループにおける法規範、倫理規範、社内規範の遵守を徹底し、社会から信頼されるグループ作りを図ります。
- 組織及び人員の効率的配置による人件費の抑制と諸経費の削減に努めるとともに、厳しい経営環境に耐え得る企業体力の形成と経営基盤の強化を図ります。
- 公共性を重視し、かつ、独占的な経営に陥らないよう、社外役員による経営に関する監督及び助言の更なる強化に努めます。
目標とする経営指標
当社グループは、上記の戦略及び施策を実施し、本計画の最終年度(2009年度)におきまして、ROE(自己資本当期純利益率)4% 及び ROA(総資産経常利益率)5% を目指します。
収支計画及び設備投資計画等
収支計画及び設備投資計画等の目標及び予想は、次のとおりです。
1.収支計画
(単位:億円)
| |
2006年度 (実績) |
2007年度 (予想) |
2008年度 (予想) |
2009年度 (予想) |
| 営業収益 |
1,325 |
1,368 |
1,400 |
1,375 |
| 施設管理運営業 |
366 |
373 |
379 |
381 |
| 物品販売業 |
803 |
838 |
860 |
830 |
| 飲食業 |
155 |
157 |
161 |
164 |
| 営業利益 |
70 |
76 |
88 |
102 |
| 経常利益 |
67 |
72 |
86 |
100 |
2.設備投資計画及び減価償却費
(単位:億円)
| |
2006年度 (実績) |
2007年度 (予想) |
2008年度 (予想) |
2009年度 (予想) |
| 設備投資額 |
129 |
103 |
110 |
160 |
| 主な内容 |
東京国際空港(羽田)第2旅客ターミナルビルⅡ次 工事 |
東京国際空港(羽田)国際線ターミナルビル増改修工事 東京国際空港(羽田)P4簡易立体駐車場新築工事 |
東京国際空港(羽田)第2旅客ターミナルビルⅢ次計画 |
東京国際空港(羽田)第2旅客ターミナルビルⅢ次計画 東京国際空港(羽田)P4本格立体駐車場計画 |
| 減価償却費 |
145 |
149 |
137 |
117 |
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